「職場見学」とは派遣会社による派遣先企業との面接のことをいいます。
実際に「職場見学」をするわけではなく、会社内の会議室で企業側の担当者、派遣会社の営業と派遣スタッフによる面接の場です。
面接はとても緊張しますよね。わたしもあの独特の緊張感は苦手です。
しかし何回も職場面接を経験していく中で、どういう心持ちでいたらいいのか、準備できることはしてから臨むようにすると、徐々に職場見学はリラックスして臨めるようになりました。
職場見学までには一体どんな準備をしていったらよいのでしょうか。
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職場見学で緊張しない方法
自己紹介で話すことのポイントをまとめて、定着させる
職場見学は派遣会社の営業の仕切りで以下の流れで行われるのが一般的です。
- 出席者のご挨拶
- 派遣会社の営業から派遣スタッフの紹介
- スキルシートの配布
- 派遣スタッフの自己紹介
- 企業側から今回任せたい仕事の内容について
- 企業側、派遣スタッフ側からの質疑応答
一番緊張する場面は、派遣スタッフからおこなう自己紹介のとき。
自己紹介は最終学歴卒業後から、どんな業界でどんな仕事をどんな理由で選んできたのかを簡潔にまとめておこないます。
仕事内容について説明を受けたときにメモを取ることができるので、職場見学時までに緊張して言葉が出てこなくなったらそれを見て流れを思い出せるくらいのメモを用意しておくことをおすすめします。
メモには応募した仕事内容に合わせて、例えば事務職経験に厚みをもたせるのか、Web系の経歴を中心に話すのかなどを考えながら、箇条書きでもいいので書き出しておきます。
流れを頭の中で事前に考えて、実際に文字に書き起こすことで頭の中が整理されます。
できあがった流れは何回も繰り返し読みなおし、ブラッシュアップすることでより自己紹介の流れを自分の中に定着させることができます。
十分に準備したと思えるまで繰り返しやることで「用意できてない、どうしよう!」というパニックをひこ起こすことを防げます。
本来の自分より大きく見せようと思わない
面接では気に入ってもらいたいと過剰に思わないほうがよいです。
仕事に対応できるスキルがあると判断されているから企業側から会いたいと言ってもらえているので、ぜひその点に自信を持ってください。
面接となるとつい、自分を気に入ってもらおうと前のめりにアピールしようと力んでしまいがち。
でも仮に自分の実力以上のはったりを面接でかましてしまい、それがあなたの本来の姿だと思われてしまったら?
いざ働きはじめてから「もっとこの人できる人だと思ったのに!」とがっかりさせてしまう結果を招きかねません。
もしここで決まらなくても相性がいい職場は他にあるはずと気負わず、確かにできることはできる、できないことはできると言わない、苦手なことはわざわざ言わない。
自分の等身大の姿を見てもらったらあとはただ吉報を待ちましょう。
職場見学のあとNGになったら
こんなわたしでも職場見学のあとにNGになった案件もあります。
職場見学の末にダメだったときは、話を聞いているとあなたのやりたいことがこちらがお任せした仕事と違いそうだったという理由でお断りされました。
職場見学では、任せたい仕事をできるスキルがあったとしても、仕事内容に不満を抱くことなく仕事をやってくれそうか、毎日いっしょに仕事をする人という観点でこの人と合いそうかという点を見ているように感じました。
職場見学までして受け入れられなかった事実は悔しいですが、こっちは評価される側だからと受け身で臨むのではなく、こっちも相手を判断してやる!くらいの勢いで臨むことをおすすめします。
わたしがこの職場見学でNGだったときは
- ここよりもっと時給のいい仕事を探す!
- 面白いと思えない仕事を毎日7時間以上続けていくなんてムリムリ!
と理由をつけて、必要以上に落ち込まないようにしました。
実際もっと時給も仕事内容もいい仕事に後から巡り会えたので、済んだことは気にしないことが大切です。
できる準備はやっておく
ここ2年でわたしが職場見学までいった案件はさきほどの1回を除いて全て採用まで至っています。
10年以上前の不景気だったころは、1つの求人について複数の派遣会社に依頼をして何人か顔合わせした上で印象のよかった人を選ぶといったことも行われていたようですが、現在はどんなにいい人材でも派遣社員としては最長3年までしかいられないことで、派遣社員の採用活動については企業側も当時ほど労力をかけていないように感じます。
派遣会社のスキルシートも各派遣会社のシステムより細かく登録された情報に基づいて作成されているので、少なくともスキルについては一昔前よりミスマッチが解消されてきているのではと思います。
派遣の仕事探しにあんまり労力をかけたくない気持ちがあるなら、職場見学は一回で終わらせたいですよね。
やりたい仕事内容にぴたりと照準を合わせて仕事を選び、職場見学で緊張しないよう準備を怠らないようにしましょう。