将来フリーランスになることを考えていて、いまあなたが契約社員や派遣社員で働いているなら、現状維持はリスクです。
いまいる職場で得られる知識やスキルを身につけていたら、さらなる成長できる場を求めて職場や仕事を変えていきましょう。
まだいまは腰を据えて働きたい場合は、空いている時間で副業に精を出していずれそのスキルでフリーランスで生きていけるくらいの収入を稼ぐ意気込みで準備をしていきましょう。
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派遣社員や契約社員を契約途中で辞めることは難しい
正社員は最短で退職日の14日前までに退職を申し出れば会社を辞めることができます。(民法627条)
雇用期間が区切られているわけではなく依頼退職という形になるので実は一番辞めやすいのは正社員なんです。
契約社員は半年や1年、派遣社員は3ヶ月ごとの契約更新が一般的です。
契約社員の場合は会社と個人、派遣社員の場合は派遣先の会社と派遣元の会社、契約期間中は労働対価を相手に払うことを契約してしまっているので、それを契約途中で辞めるということは契約内容に反する行為になります。
個人が独断で行なうことは難しいのです。
人間関係が嫌になった、仕事がつまらないなどの理由は正当な理由にはなりませんので契約を結んでしまった以上契約期間満了まで我慢するしかありません。
ただし旦那の転勤についていくことになった、家族の介護、正社員への就職が決まってどうしても出勤開始日の調整が難しいなど正当な理由があれば派遣会社も契約途中の終了を認めてくれる場合も多いようです。
契約途中で辞めたいときは派遣先ではなくまず派遣元の担当営業・コーディネーターに相談しましょう。
契約更新しない意志を伝えるベストなタイミング
契約社員は「契約社員就業規則」を読んでおこう
まともな会社なら契約社員向けの「就業規則」にあたる文書が社内のイントラネットなどに公開されているはずです。
これがないような会社はさっさと辞めたほうがいいです。
わたしが所属していた会社は「30日前までに退職の申し出を行う」と書いてありました。
だからといって30日前の申し出では正直言って遅すぎます。
例えば、賞与が出るタイプの契約社員で3月末までの契約なら前年12月の賞与支給日のちょっと前くらいに次年度更新の意志がないことを伝えるぐらいがベストではないかというのがわたしの経験則です。
12月支給の賞与の査定に更新の意志がないことが響かないからです。
賞与なし月給タイプの人はそこまで気を使わず3ヶ月をきったぐらいのタイミングで上司に伝えるのが一番スマートですね。
早く言い過ぎると気まずい期間を長く過ごすことになりますし、上司の落ち着いているタイミングを見計らってまずは面談の時間を作ってもらえるようメールで依頼をしましょう。
ちなみにまずメールで面談を依頼するのは人事関係の相談事は誰かが聞いていると面倒になるからです。
派遣社員は派遣会社に更新の意志を聞かれたときに伝えればよい
派遣社員は契約開始から2ヶ月経とうとする頃に派遣会社から更新の意志を確認されます。
そのときにそこで更新の意志がないことを伝えればなんの問題もありません。
更新型長期見込みの職場だと現場はなるべく長くいてくれたら助かるので更新しないことを伝えると残念がられたり、面倒な人だと嫌味を言ってくる人もいるかもしれません。
でも派遣である立場からすれば、仮にいまの職場がどんなによくても最長でも3年しかいられないのです。
担当となっている仕事もそれが前提で派遣社員に切り出されているので、仕事内容もそこまで責任の重いものではないはずです。
周りの情に流されることなく自分のキャリアを守って意志を貫き通しましょう。
仕事を辞めることを決めたらまたなりたい未来に向かってがんばるのみ
辞めることを決めるとしばらくは安定した収入が見込めないことになるので自然と副業に身が入ります。
ブログを毎日書く習慣を身につけたり、これからやりたい仕事に役に立つ本を読んだり限られた時間を有意義に過ごしましょう。