「ハケン切り」や「派遣社員3年ルール」など非正規雇用の不遇が連日ニュースで報じられています。
派遣社員は不安定な身分と思われがちですが、派遣社員の特権を上手に活用できる人にとっては、正社員やフリーランスに比べて恵まれている部分もたくさんあります。
たとえ同じ派遣先で3年を満了してしまったとしても会社の都合で「雇い止め」されたとしても、あなたが魅力的なスキルの持ち主であれば、必要以上に心配する必要はありません。
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Officeソフトの知らない使い方は調べて覚える
基本的な操作は派遣会社の研修で身につけておく
Webやマーケティングなどイマドキの企業ならMacを使っているいる企業も増えてきましたが、日本企業の大半のパソコンのOSはWindowsです。
一般的な企業で働きたいならApple社のMacよりまずMicrosoft社のWindowsが使えたほうがいいですね。
派遣会社では、派遣会社の支店や自宅でセルフトレーニングができるような学びの場所が派遣スタッフとして登録するだけで無料で提供されています。
OfficeにパッケージされているExcel、Word、PowerPoint、Accessの実践的なところまでと、メールソフトのOutlookやWebが表示されるための言語として知っておいたほうがいいHTMLまでカリキュラムに入っています。
仕事に入る前にこれだけ身についていれば、あたふたせず事務はこなせるレベルの研修内容です。
【参考】研修・キャリア支援(OA研修)│派遣会社の【リクルートスタッフィング】
応用操作はわからないところをメモして自分のノウハウを貯めていく
研修内容を一覧で見ると研修でWordやExcelの機能を隅々までおぼえておかなくてはいけないの?と不安になってしまいそうですが、ガチガチに構える必要はありません。
わたしもExcelのグラフの作成はそんなに詳しくないですし、Wordの差し込み印刷は業務でやったことはないんですよね。
IT系の職場では進捗管理でExcelを使うことが多かったり、一方でマーケティング部だったらPowerPointを使う頻度が上がったといった具合に派遣される部署や会社の業種によってよく使われるソフトや機能は違います。
一般的な使い方ではない場合、だいたい職場で使い方のフォローや引き継ぎはありました。
学力テストと違って依頼されたことはパソコンからインターネットで調べることもできます。
新たに覚えたことはメモを取ってノウハウ手帳を作っていました。
学校の期末テストなどと同じで、どこが出るかわからないテストに備えて浅く広く学ぶより、その都度使い方を覚えていけば、多く使った機能は自然と身についていくものです。
いまの仕事から関連性のあるやったことない職種にチャレンジする
「派遣社員は与えられた仕事だけをこなしていればよい」
確かにそれで毎月決まったお給料はいただくことができます。
しかしその意識だけでは、次の仕事を考えるときに時給のアップが見込めなかったり、仕事の選択肢を自分で狭めてしまうことになります。
ヘルプデスク+ユーザーサポート⇒インストラクターへ
わたしの場合、これまで経験の多かったヘルプデスクやユーザーサポートの仕事の経験を元にインストラクターの仕事も受けたことがあります。
ヘルプデスクもユーザーサポートも「パソコンの操作を相手にわかりやすく教える」という意味で大枠の仕事の内容としては同じです。
インストラクターは多い時で20人を一度に相手をするという部分だけが違います。
これまでマンツーマンでしかパソコン操作を教えたことがなかったところに大勢の人を目の前に教えることはわたしにとって大変なチャレンジ。
はじめこそ緊張しましたが、それを乗り越えて同じことを何度も繰り返すうちにいい意味で慣れました。
慣れてからはもっと同じ1時間の講座をより聴いていただける皆さんのためにと、伝える内容の質をあげることに意識を向けられるようになりました。
こうしてヘルプデスク、ユーザーサポートに加えててインストラクターの経験を手に入れることができました。
経験した業務の掛け合わせで、派遣社員でも次の仕事の選択肢を増やすことができます。
ひいてはそれで自分自身にも○○ができる人の付加価値をつけていくことができます。
常に求められる人になるためには、貪欲にいろんなことができる人になる!という意識を持つことが大切です。
常に仕事にプロフェッショナルな心がまえを
派遣社員でいろんな業種、職種を経験してきて思うのは、
与えられた仕事に責任を持って、前向きに、自らできることはないか探していく姿勢をどの職場でも続けていれば、いつのまにか同じ境遇の人より一歩先に行くことはそう難しくはないということ。
ライバルは案外手強くない!焦らず自分にできることを増やしていきましょう。