失業保険給付をもらうためには、次の認定日までの間に2回以上の求職活動が必要です。
就職活動にハローワークの求人を利用していない場合、ハローワークに求職実績を作るためだけに職業相談に行ったりセミナーを受けに行くのは、交通費もかかり時間も取られてムダが多いです。
失業期間中の求職活動は「ハローワークで職業相談をしないとないといけない」という思い込みをしがちですが、派遣会社の求人へのエントリーだけでも求人への応募としてカウントされ、実績になります。
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【事前】派遣会社への登録は済ませておく
派遣会社への登録がまだの人は、派遣会社のオンライン登録を済ませておきます。
当サイトではリクルートスタッフィング、マンパワーグループ、アデコを例にして説明していきます。
▶ アデコ人材派遣
失業認定報告書に記載が必要な求職実績の情報とは
「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」 には、求職活動実績に該当するものとして以下のように記されています。
「失業の認定における求職活動実績に該当するもの」
許可・届出のある民間事業者(民間職業紹介事業者、労働者派遣事業者、地方公共団体)が実施するもの
① 求職申込み
引用:雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり
「労働者派遣事業者」は派遣会社にあたります。この求職申し込みが求職活動にあたるということ。
失業認定報告書に、求職活動実績を具体的に書く欄があります。
(ウ)派遣元事業主による派遣就業相談等に印をつけて派遣のお仕事情報にエントリーした内容を記載します。
この情報、いざ失業認定日前日に失業認定報告書を書こうと思ってもすでに求人がない状態になってしまうと調べられなくなっている可能性が高いです。
応募したときの求人の内容は、必ずお仕事にエントリーをする前にメモを残しておきましょう。
派遣会社のお仕事エントリーの方法
派遣会社のオンライン登録が完了していると、MyPageからお仕事検索をして希望する求人にエントリーができるようになります。
どの派遣会社でもMyPageのトップページからお仕事検索できるようになっているはずですので、エントリーするお仕事を探します。
実際にお仕事エントリーする
エントリー可能な求人には、お仕事エントリーボタンが用意されています。
お仕事の詳細を確認するときには詳細を見ます。
各派遣会社の求人の詳細情報をメモするポイント
リクルートスタッフィングの場合
「企業情報」の「このお仕事に関するお問い合わせ」に書いてあるお問い合わせ先をメモしておきます。
アデコ、マンパワーの場合
求人の詳細を表示したら、お問い合わせ先に書いてある担当部署と電話番号をメモしておきます。
【アデコ】
【マンパワー】
エントリー直後にメモしておくべき項目
万が一あなたが実際に求職活動したかを疑われた場合、ハローワークは事業所の問い合わせ先に対して確かに存在した求人案件に応募したのかを事実確認するはずです。
お仕事にエントリーしたときには以下の内容をメモしておきましょう。
- 事業所名(部署)
- 応募日
- 職種
- お問い合わせ先
- お仕事No.(Job No.)
上記の情報をメモしておけば、求職実績の記載項目を全て埋めることができます。
お仕事No.は失業認定報告書には記載欄がありませんが、書ければ書いておくとより信頼の高い情報になります。
書けるスペースの余裕があれば書いておくことをおすすめします。
お仕事エントリーのときに注意すべきポイント
お仕事エントリー後の流れ
アデコとマンパワーの場合、社でこの人で案件を進めようとならない限りは本人に連絡が来ません。
もし折り返し詳しいお仕事の紹介があったら、受けた電話で今後の選考には進む意志がないことをお伝えしましょう。
リクルートスタッフィングの場合、もし社内選考に残った場合は先の選考に進むかどうかをたずねるショートメールがきます。
この返信で選考に進まないことを伝えれば社内選考の人選から外れるので電話でお断りを入れる必要はありません。
一番ラクな求職活動はオンラインで完結すること
職業訓練校の説明会や就職セミナーなどが開催される日に既に予定があったりして、求職活動2回の回数を満たすのが難しいこともありました。
派遣登録済みの方は、派遣エントリーでも実績になることを憶えておけば気が楽になることもありますね。